初心者でもわかる!読者を集めるブログの書き方

- 1 ブログを書く前
- 2 読者を集めるブログの書き方3ステップ
- 2.1 明確な根拠を用いる
- 2.2 接続詞を使い分ける
- 2.3 回りくどい表現をしない
- 2.4 語尾を統一する
- 2.5 漢字、ひらがやな、カタカナ(数字)のバランスを考える
- 2.6 一般的なライティングルールを意識する
- 3 より完成度の高いブログの書き方のコツ
- 4 書き終わったら確認すること
- 4.1 一晩寝かせてから修正する
- 4.2 導入分・タイトルも最後にもう一度確認する
- 4.3 読者目線で書けているか?
- 4.4 Google AnalyticsとSearch Consoleの連携をする
- 5 ブログの書き方に関するよくある質問
- 6 まとめ
副業として収益につなげるためのブログをこれから書き始めたい、あるいは書いているけれどなかなかブログに読者がつかない、とお悩みの方向けに、読者を集めるブログの書き方を紹介します。
この記事を読み、実践していけばブログの書き方の基礎を理解でき、読者の集まるブログを書けるようになるでしょう。ぜひ最後まで目を通してください。
ブログを書く前
まず、ブログを書く前の段階で抑えておきたいことをお伝えします。
- 誰に向けて書くのかを決める
- 何を解決したいのか決める
- キーワードを決める
- キーワード検索ツールを使う(ラッコツール)
- 文章校正を決める
以上の5つになります。順番にみていきましょう。
誰に向けて書くのかを決める
まずブログの記事構成を作る際には、「ペルソナ」と呼ばれる想定読者を設定する必要があります。
ペルソナとは、その記事を読むであろう想定読者のことです。
年齢・性別・職業・収入などを想定しながら、なぜその単語で検索しているのか、さまざまな情報を想像して設定していきます。
やってみるとわかるかと思いますが、きちんと「誰に向けて書いているか」を整理しないと、内容がぶれてきてしまいます。
内容がぶれてしまうことで誰にも求められていない記事になり、検索結果の順位も低くなってしまうでしょう。
常にペルソナを意識して、この情報は検索ユーザーにとって必要としている情報なのか考えながら文章を考えていきましょう。
なにを解決したいのか決める
まずは、見出しごとに「何を伝えたいのか?」「何を解決させたいのか?」などのゴール地点を設定しましょう。
決まっていない状態で執筆に入ると、書くべき内容がわからずにまとまりのない文章になってしまいます。本文を執筆していく前に結論と理由を書き出しておくといいでしょう。
キーワードを決める
解決したいものが明確になったら、その事柄に関連するキーワードを決めます。キーワードは1~2つ、多くて3つくらいまで設定することがおすすめです。
キーワードを決めておくことで先ほど説明したどんな人に何を解決していきたいのか、ぶれにくくなるでしょう。
また、Googleなどの検索エンジンはユーザビリティ(利便性)の高さを重視しているので、キーワードの検索意図を満たす記事を検索結果の上位に表示します。
- ブログ記事にはかならず「キーワード」を設定すること
- 「適切なキーワード」を選ぶこと
- キーワードの「検索意図」に沿った記事を書くこと
以上が読者を集めるための一つのポイントになっていきます。
(SEOに関する知識をもっと深めたい方は以下の記事を参照してください。)
(リンク)
キーワード検索ツール(ラッコツールズ)を使う
キーワードを決めたら、検索ユーザーがどんなことに興味を持ち、どうしてそのキーワードで検索しているか深堀するために役立つキーワード検索ツールを利用しましょう。
ツールには代表的なツールとして、登録無料で利用できるキーワード検索ツールの「ラッコツールズ」があります。
キーワードを入れて検索すると、キーワードの深堀調査としてサジェスト、競合調査として上位20位の共起語・見出し抽出を表示することができます。
そのキーワードで検索している検索ユーザーがどんなことを求めているのか、競合ブログやサイトではどんな見出しでどんな内容を書いているのかがわかることで、より内容を広げ、読者が求めているブログを執筆できます。
出典:ラッコキーワード
文章構成を決める
最後に文章の構成を考えていきましょう。
先ほどのラッコツールズで検索した共起語や上位20記事の見出しを参考に、以下のように構成を決めます。
- タイトル
- 導入分
- 本文
- まとめ
大まかに分けると以上の4つの項目にわけ、本文に入る前に導入分、本文にはそれぞれ段落でわけて見出しをつけましょう。
見出しの構成(順序)については、答えや結論をなるべく先に書く「結論ファースト」になるようにするのがおすすめです。検索している読者の回答に早く回答することで読み続けてもらう意識をつかむことができる上に、Googleの検索エンジンにも見つけてもらいやすくなります。
「PREP法」というテンプレートを利用すると、論理的で結論ファーストな見出し構成になります。
PREP法とは、プレゼンなどにも多様される話の順序のテンプレートです。
まずは結論から述べ(結論ファースト)、その理由、具体例や根拠などの詳細という順序で話を進めていき、最後に再び結論でまとめる書き方です。
このPREP法をブログに応用すれば、初心者でも手軽に説得力のある文章を書くことができるでしょう。
- P=Point(結論)
- R=Reason(理由)
- E=Example(具体例)
- P=Point(結論)
この4つの要素の頭文字「P・R・E・P」が名前の由来です。
結論 → 理由 → 具体例 → 結論という流れで話すことで、言いたいこと(結論・答え)がすぐに伝わり、聞き手にも分かりやすい納得感のある説明ができます。
ブログの文章構成・見出し構成に迷ったら、このPREP法を使ってみましょう。
読者を集めるブログの書き方3ステップ
次に読者を集める文章の書き方を6つ解説していきます。
- 明確な根拠を用いる
- 接続詞を使い分ける
- 回りくどい表現をしない
- 語尾を統一する
- 漢字、ひらがやな、カタカナ(数字)のバランスを考える
- 一般的なライティングルールを意識する
どの項目も重要です。順番に確認していきましょう。
明確な根拠を用いる
読者を集めるブログの書き方で重要なことの一つ目のステップは、明確な根拠を用いることです。web媒体の記事ではブログも含め誰でも書くことができるため、信頼性は高くないでしょう。そのため、ブログでの内容に信憑性を持たせるために読者が納得できるような明確な根拠が必要になってきます。
信用性の高いものとして取り扱いたいものは、数字を使ったアンケートや、政府や公共機関のデータ等、自身の経験談など、明確なデータがあるとよいでしょう。
ここで重要なのが、参照した内容があれば、出典として必ずリンクをブログ内に貼っておくことです。明確な根拠があることで、信頼して読めるブログになります。
接続詞を使い分ける
接続詞を上手に使い分けることも重要です。接続詞とは、文と文をつなぐ働きをしている言葉のことです。 順接(だから、したがって)・逆接(しかし、けれども)・累加(また、および)・選択(あるいは、もしくは)などの種類があり、ブログを書く上でも重要な役割を果たします。
- 説明(理由におすすめ):なぜなら、というのは、なぜかというと
- 例示(具体例におすすめ):たとえば、いわば
- 逆接(反論におすすめ):しかし、とはいうものの、ところが、しかしながら
- 言換(再結論におすすめ):つまり、すなわち、要するに
それぞれ役割が異なっていて、うまく使い分けることで「流れがわかりやすい文章」を作ることができるでしょう。
また、同じ接続詞ばかり使うと稚拙な文章になるので、バリエーションを持っておくのも大切です。普段からさまざまなタイプの記事をたくさん読み、文章に慣れていくことをおすすめします。
回りくどい表現をしない
回りくどい表現をしないことも重要です。回りくどい表現をしてしまうと、読者が「結局このブログは何を伝えたいのかわからない」と離れてしまいます。
最後まで読んでもらい、次の記事も読んでもらうためにもブログの文章はとにかく読者目線で、読みやすい文章を書くことを心がけましょう。
語尾を統一する
同じ文末表現の連続は、多くても2回までにとどめておくことも重要です。同じ文末表現が連続しすぎると、稚拙な印象を与えてしまいます。
文を入れ替えたり流れを変えたりして調整することをおすすめします。
漢字、ひらがやな、カタカナ(数字)のバランスを考える
文章を書くとき、漢字・ひらがな・カタカナの比率を意識したことがあるでしょうか?
WEBの文章はとにかく読みやすさが優先です。ひらがなと漢字のバランスは、視覚的な見やすさに影響してきます。
漢字2:ひらがな7:カタカナ1が読みやすい文章の黄金比と言われており、「漢字」の割合を調整することによって、文章が「読みやすい」、または読みやすく「見える」ようになります。
人は文章を一つのブロックとして見るため、漢字が多いと硬い印象を与えることはできますが、読みやすさという点においてはストレスを感じることもあるでしょう。
反対にひらがなが多くなると、見た目にストレスはないものの、稚拙な印象や文章の意味が伝わらりづらいことも。
つまり、読者となるターゲットに合わせて「漢字」の割合を意識することで、意図的に文章の印象・理解度を調整し、読者にとって手っ取り早く読みやすい文章にしていくことが読者を集めるブログへの近道です。
一般的なライティングルールを意識する
web媒体を使って文章を作成する上で基本となる「ライティングルール」がいくつかあります。基本のルールを守っていれば、webライティング初心者でも読みやすく、離脱率の低いコンテンツを作成することができるでしょう。一部ですがいくつか紹介します。
- カタカナは全角、英数字は半角
- コピペはNG
- 話し言葉は使用しない
- 表現揺れ・表記揺れに注意する
- 二重表現に注意する
ブログを書くということはたくさんの人の目に入るということです。最低限のマナー・ルールを意識して取り組みましょう。
より完成度の高いブログの書き方のコツ
読者を集めるブログの書き方に加えて、より完成度の高いブログにするためにプラスアルファで取り入れていきたい項目をお伝えします。
- 図解を入れる
- 箇条書きを使う
- アイキャッチ、見出し画像を使う
順番に確認していきましょう。
図解を入れる
図解を入れることで、視覚的にもわかりやすく、離脱されにくいブログになります。テキストだけでなく映像で情報を伝えられ、読者の理解をさらに深められる効果があるでしょう。
よりわかりやすいブログになるように積極的に導入していきましょう。
箇条書きを使う
ブログを書くときは、箇条書きを使うと情報がまとまりやすくなります。
必要なものや覚えておくべきポイントなどが「3つ以上」ある場合は、箇条書きにしてみると文章が見やすくなり、より完成度の高いブログにみえるでしょう。
アイキャッチ、見出し画像を使う
ブログで使うべき画像は以下の2種類です。
- アイキャッチ:タイトル下の画像
- 見出し画像:見出しごとに入れる画像、H2(中見出し)に入れるのがおすすめ
やはり文章だけだと疲れてしまうので、適度な間隔で画像を入れて、休憩ポイントを作ることで見やすく、飽きづらいブログにしていきましょう。
あまり入れすぎてもくどい印象になってしまうので、本文中に入れるのは、H2(中見出し)の下だけに決めるなど、調整してください。
タイトル、見出し、本文にも決めたキーワードを入れる
より多くの人にブログを見てもらうために、ブログを書き始める前に決めた「キーワード」を、ブログのタイトルや見出し、本文など随所に入れ込みましょう。
SEOの観点からも、Googleから見つけられやすくなり、Googleがよい記事だと判断すれば検索結果の上位記事となって多くの人に見てもらうことができます。
もちろん文脈や言葉の繋がりとして不自然な形はNGです。自然な形で入れられる箇所を探したり訂正してうまくキーワードをいれることが大切です。
書き終わったら確認すること
最後に、記事が書き終わったら確認することを解説します。
- 一晩寝かせてから修正する
- 導入分・タイトルも最後にもう一度確認する
- 読者目線で書けているか?
一晩寝かせてから修正する
コンテンツや文章の作成にのめり込んでいると、客観性を失うことも多いです。
いざできあがって冷静に見返すと、「なんかちょっと違う」と違和感をおぼえることもあるでしょう。
よりこの違和感に気付きやすくするため、ブログ作成後、少し時間を置いてから「客観的に見てどうだろう?」とチェック、修正することをおすすめします。
作っている最中には気づかなかったことが、数時間後あるいは1晩ゆっくり寝て頭のクリアな状態で記事を確認し、修正することでより客観的に、違和感に気付けるはずです。
違和感を見過ごさないことが、記事修正の上で特に重要なことといえます。
違和感を払拭出来たら、表記ゆれや表現揺れ、誤字脱字などを今一度最終チェックしていきましょう。
導入分・タイトルも最後にもう一度確認する
修正が完了したら、導入文、タイトルが本文の内容を要約できているか確認をします。
導入文・タイトルで要約することで、記事全体の内容や何を伝えたいのかを簡潔に示すことができます。
Googleなどの検索結果でも内容がわかりやすく、読者を引き込みやすくできるでしょう。キーワードの多用や、それぞれの見出しをうまく活用して自然な要約文を作ってください。
読者目線で書けているか?
最後に、もう一度ざっと目を通し、読者目線で書けているかの確認をしてください。
自分本位になっていないか、読者の知りたい情報が盛り込まれているかの確認をしましょう。
確認ができたら、いよいよ記事をあげていきましょう。
Google AnalyticsとSearch Consoleの連携をする
Google AnalyticsとSearch Consoleは、どちらもGoogleが無料で提供しているWeb分析ツールです。Google Analyticsは、自分のブログサイトに来た読者の動きを分析します。
ブログは記事を書きあげて終わりではなく、分析をし、改善していくことが重要です。
主な分析は以下の4つです。
- どのような人が来たか
- どこから来たのか
- 読者がどんな記事を読んだのか
- リアルタイムでの読者数
以上、4つの事柄について、具体的な数字やグラフで分かりやすくレポートしてくれます。
一方Search Consoleでは、自身のブログサイトの読者になりうる層が、サイトに来る前にどんな行動を取っているかが分かります。主なレポート内容は以下のとおりです。
- どのようなキーワードで検索されたか
- Google検索結果でのどのページがクリックされたか
- Google検索結果でどのページがどのくらい表示されたか
- Google検索結果での表示順位
2種類の分析によって、自身のブログサイトの閲覧数を増やすヒントを得られます。また、より優れた記事を書くためにどのようなことをすればいいのか教えてくれるので、ぜひ入れておきたいツールです。
今後どのような記事を書いていけば読者が新規でみてくれるのか、自身のブログサイトの読者になりうる層を割り出し、効果的に読者の幅や層を拡げていきましょう。
ブログの書き方に関するよくある質問
ブログの書き方について知識を深めていく中で、疑問が出てきた方に向けて、よくある質問をまとめました。ぜひ参考にしてください。
おすすめのブログツールは?
ブログには無料と有料で始められるものがあり、自分で好きなものを選んで始めることができます。おすすめのブログツールを紹介します。
一番人気は、Wordpressという世界ナンバー1のインストール数を誇るサービスです。Wordpressのメリットは、初心者でも使いやすい機能性やデザイン性に優れているところです。ただし有料のため、運営には定期的な出費がかかります。
無料で利用できるブログサービスには、Amebaブログや楽天ブログ、はてなブログなどがあります。無料でできる分、始めやすく、運営費がかからないのがメリットです。しかし、独自ドメインの取得ができない、カスタマイズ性がないなどのデメリットもあります。
ブログって何をかけばいいの?
ブログには読者の求める内容を書かなければ、いうまでもなく読んでもらえません。
読者の求める記事というのは、需要やニーズが高い記事のことです。どんな記事が読まれているのかなどは、Search Consoleなどで調べてみましょう。
自分の書きたいと思っている記事の検索ワードを調べて、どんな記事が上位に表示されているかを見てみましょう。特に見出しに注目すると、読者の求めているものがわかります。
それらと自分が興味のある事柄を組み合わせて、長続きするブロガーになっていくことが重要です。
収益化させることはできる?
ブログを収益化させることは可能です。
収益化の仕組みはアフィリエイトが主で、広告会社に登録し、自身のブログにリンクを貼り、商品を販売したり、紹介したりすることで報酬をもらう方法です。
具体的な収益化の仕組みとしては以下のようになります。
①悩みをもったユーザーがGoogleなどの検索エンジンを利用してキーワードを入れる
②検索にヒットしたブログにユーザーがアクセスする
③読者がブログに掲載された広告をクリックし、商品を購入(または申し込み)をする
④広告元の会社からサイト管理者に報酬が支払われる
昨今は大手企業などのECサイトの参入により、自身のサイトを上位表示させるには専門的な知識が必要なため、数10万円から100万円などの大金をブログで稼ぐには時間と分析・改善が必要なため難易度は高くなっていますが、月に数万円程度の収入を得ることは十分に可能です。
一度数万円の利益を上げられたら、そのやり方を繰り返し行えば収益は確実にアップします。とにかく途中で諦めない、辞めないことが大切です。
収益化について詳しく知りたい方は02.ブログ 収益化をご覧ください。
まとめ
今回は副業としてブログをこれから書き始めたい、あるいは書いているけれどなかなかブログに読者がつかない、とお悩みの方向けに、読者を集めるブログの書き方・より完成度の高いブログに書き方のコツを紹介しました。
この記事で紹介した事柄をひとつひとつ実践していけば、読者の集まるブログになっていくはずです。諦めずにこつこつと試行錯誤しながら楽しくブログを書いてみてくださいね。