【初心者必見】動画編集の副業の始め方は?月の収入や単価も紹介

「副業として動画編集の仕事に挑戦してみたいけど、始め方が分からない」「そもそも動画編集の仕事は稼げるの?」など、動画編集の副業に興味を持っている方や疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。
この記事では、動画編集の副業は初心者からでもできるのか、どのくらい稼げるのか、始めるメリットや始め方などをまとめて紹介していきます。仕事を獲得する方法についても解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
動画編集の副業は初心者でもできる?
動画編集の副業は、初心者でも行うことが可能です。むしろ、初心者が挑戦しやすい副業ともいえるでしょう。ここでは、初心者でもできる理由を3つ解説していきます。
- 動画市場が拡大している
- 動画編集者の数が不足している
- 動画編集の勉強は難しくない
順番に見ていきましょう。
動画市場が拡大している
引用:サイバーエージェント「2022年国内動画広告の市場調査」
スマートフォンの普及によって簡単に動画の視聴ができるようになったことで、近年はYouTubeなどの動画投稿サイトの利用が増えてきました。実際に、サイバーエージェントが調査したデータによると、動画広告市場規模の推計・予測は2026年まで右肩上がりとなっています。
それに伴って、新たに動画市場に参入したい、すでに動画のアップをしているけど人手が足りないといった方による動画編集の案件が増えています。今後も動画編集の需要は増えていくので、初心者でも動画編集での副業が始めやすいでしょう。
動画編集者の数が不足している
前述の通り、動画市場は拡大していますが、一方で動画編集者の数が足りていないのが現状です。動画編集者の数自体は増加していますが、発注者が求める最低ラインのスキルレベルを持った動画編集者が足りていないとされてます。そのため、動画編集スキルをしっかりと身につければ、案件を獲得することも可能でしょう。
動画編集の勉強は難しくない
動画編集のスキルを身につけるのは、初心者でも難しくありません。基本的には、カットやテロップ、効果音やBGMなど基礎を学ぶだけである程度の動画編集が可能です。基礎以外のアニメーションなどの技術を学んでいると、より案件をもらいやすくなるでしょう。
現在は動画編集ソフトの種類がさまざまで、初心者でも簡単に操作できるものもあります。また、ネット上で調べれば動画編集の方法などを紹介している講座も多数あるので、簡単に勉強を始めることが可能です。
動画編集の副業はどのぐらい稼げる?
動画編集の仕事は在宅で働くこともできるため、早朝や深夜などの時間を使って働いたり子育てなどとも両立しながら働く方も少なくありません。副業を考えている方の中には、空いている時間を使って作業しようと考えている方も多いのではないでしょうか。
では、そんなさまざまな働き方ができる動画編集の副業は、実際にどのくらい稼げるのでしょうか。ここでは、月の平均収入や1本あたりの単価について解説します。
月の平均収入
人によって副業にかける時間が異なるため、月の平均年収には大きな違いがありますが、副業で動画編集を行っている人の多くは、月収1万円〜5万円ほどです。ある程度副業として経験を積んでいる中級者であれば、5万円以上の収入を得ることもできます。
副業から本業にすることを目標に30万円以上稼いで、フリーランスとして独立する方も珍しくはありません。中には100万円以上稼ぐ人もいますが、ここまでの収入を得るとなると、動画編集だけでなくチームを作ってディレクションなどを行う仕事なども含まれてくるでしょう。
1本あたりの単価
動画編集の副業で得られる1本あたりの報酬単価5,000円~10,000円ほどです。副業の場合は、動画全体の編集ではなくテロップ入れや効果音の挿入などの一部の作業のみを任せられる場合もあります。その際は単価が安くなるので、この単価は参考として考えておきましょう。
特に、初心者は単価の高い案件ばかりに応募しても採用されないので、まずは単価が安い案件を受けて実績を作ることを意識したほうが良いです。実績が増えてくれば、単価が高い案件も受けられるようになるでしょう。
しかし、このときに注意すべきなのが仕事内容です。動画編集は作業に時間がかかるため、作業内容によっては時給に換算したときに平均時給よりも大幅に安かったということにもなりかねません。仕事を選ぶ際には、単価だけでなく仕事内容もしっかりと確認しておきましょう。
動画編集のバイトを始めるメリット
動画市場が拡大して案件を受けられるチャンスが増えている今は、動画編集の副業を始めるチャンスです。ここでは、副業として動画編集のバイトを始めるメリットについて見ていきましょう。
- 時間と場所に囚われず働ける
- 初心者でも挑戦しやすい
- 将来的に独立を目指せる
それぞれのメリットを解説していきます。
時間と場所に囚われず働ける
店舗やオフィスで働くバイトは、決められた時間に決められた場所で働かなければいけません。しかし、動画編集はパソコンさえあればできるので、自宅でもカフェでも好きなところで働くことが可能です。
案件は基本的に納期が決まっているだけなので、それまでのスケジュールは自由に調整できます。煩わしい人間関係や接客などもないので、納期とクオリティさえ確保できれば、自分のペースで進められるというのは大きなメリットでしょう。
初心者でも挑戦しやすい
動画編集はパソコンと編集ソフトさえあれば行うことが可能です。最近では無料の編集ソフトもあるので、パソコンを持っている人であれば無料で始められます。始める際にコストがほとんどかからないというのは、これから副業を始める人にとってのメリットとなるでしょう。
同じくパソコンでできるWEBデザインなどはさまざまな知識が求められるため、稼げるようになるまでは時間がかかりますが、動画編集は正しい方法で学習できれば短期間でも技術を身につけられます。
先ほども解説した通り動画編集は需要が高いので、案件を順調にこなしていけば高単価な案件にも挑戦できるようになるでしょう。
将来的に独立を目指せる
動画市場は今後も成長していくことが予想できますし、動画編集はどんどん実績を積み重ねていけば徐々に高単価な案件を受注しやすくなるので、将来的に独立を目指すことも可能です。副業から働き始めて本業にしていきたい、フリーランスとして働けるようになりたいという方も、動画編集なら独立して活躍することも期待できます。
動画編集の副業の始め方
動画編集を副業にすると決意しても、実際に始め方が分からなければどうしようもありません。ここでは、動画編集の副業の始め方を解説していきます。
- 動画編集の知識を身につける
- 制作実績・ポートフォリオを作成する
- 案件を獲得して仕事を受注する
ステップごとに見ていきましょう。
動画編集の知識を身につける
まずは、基礎的な動画編集の知識を身につける必要があります。動画編集は、スクールを活用してスキルを身につけることも可能ですが、YouTubeなどの動画サイトなどから解説動画で勉強したりWEBサイトや書籍を参考にしたりするのも良いでしょう。現在は、さまざまな方法で動画編集を学ぶことができるので、自分に合った方法を見つけて実践していくようにしてください。
制作実績・ポートフォリオを作成する
動画編集の基礎を身につけたら、ポートフォリオの作成を行いましょう。ポートフォリオは、技術やセンスを評価してもらうために自分の制作実績をまとめた作品集のようなものです。自分が編集した動画やサンプルなどをまとめることで、自分にどのくらいのスキルがあってどのような編集ができるのかを相手に伝えられます。
動画編集の仕事はオンラインで募集されているので、どのくらいのスキルがある人なのかも分からない顔も見えない相手にいきなり仕事を依頼するのは、依頼者にとっての不安が大きいです。依頼者に安心して依頼してもらうためにも、客観的にスキルを判断できるポートフォリオの作成は欠かせません。動画編集のポートフォリオを作成する方法も動画などで解説されているため、参考にしながら作成してみましょう。
案件を獲得して仕事を受注する
ポートフォリオを用意したら、実際に案件を獲得するために動いていきましょう。現在はさまざまな場面で動画コンテンツが活用されているため、案件数はかなり多いです。簡単なカット編集や字幕・BGMの挿入といった初心者でもできる作業のみが募集されている場合もあるので、自分のスキルに合った案件を探してみてください。
簡単な案件をこなしていって実績が増えてきたら、単価が高い案件にも挑戦していくと良いです。依頼を受ける際には、必ず締め切りを守るように意識してください。納品物の評価が高ければ継続して依頼してくれる可能性もありますが、締め切りを守れない相手に継続して依頼してくれるところはあまりないでしょう。今後副業として稼いでいくのであれば、しっかりと納期を守って仕事をこなすようにしてください。
動画編集の仕事を始めるのにおすすめのソフト
動画編集の仕事を行う際に用意しなければいけないのが、動画編集ソフトです。結論からいえば、要求されている形で成果物を納品することができれば編集ソフトは何でも構いません。しかし、仕事として使うのであれば、実際にはある程度使うべきソフトは絞られてきます。
ソフトによって機能面や操作方法が異なる部分も多いので、実際に案件をこなす前提で使用するソフトは選定しておいたほうが良いでしょう。ここでは、おすすめのソフトを3つ解説していきます。
- PowerDirector
- Vegas Pro
- Adobe Premiere Pro
順番に見ていきましょう。
PowerDirector
初心者でも使いやすく、プロとして使用しても問題ない、幅広く使いやすい動画編集ソフトです。基礎的な操作は感覚的に行いやすいですし、比較的すぐに動画編集を副業として行えるでしょう。利用者も多いソフトなので、使い方の情報などを集めやすいのもメリットです。
また、PowerDirectorにはPowerDirectorビジネスも存在していて、こちらはSNS向けにショート動画などが簡単に作れるような仕組みになっています。価格的にも手軽に利用できるため、これから動画編集の副業をしようと考えている人におすすめです。
Vegas Pro
VegasProも動画編集の副業に十分な機能が備わっていて、直感的で使いやすいソフトの一つです。特徴としては、サブスク型ではなく買い切り型のソフトという点が挙げられます。長期的に利用するのであれば結果的に安くなりますが、初期投資は高くなってしまう点に注意が必要です。
また、今回おすすめしているソフトの中では知名度が低いソフトなので、使い方の情報などを検索しても情報量が比較的少ないというのはデメリットかもしれません。
Adobe Premiere Pro
動画編集ソフトとしてもっとも有名なのがAdobePremiereProです。完全にプロ使用のソフトなので覚えることが多い反面、使いこなせば非常に多くのことができるようになります。クライアント側とデータを共有して仕事をしていく場合に、AdobePremiereProを使えることが必須というケースがあります。
そうした案件はそもそもAdobePremiereProを使用できることが前提条件となってくるため、受注できる案件の幅が広がるというメリットがあります。学習コストが高いのはデメリットといえますが、使いこなせればメリットが大きい動画編集ソフトです。
動画編集の仕事を獲得する方法
動画編集のスキルを学んで、いざ副業を開始したいと思っても、どこで案件を受注すれば良いか分からないという人も多いのではないでしょうか。黙っていても勝手に仕事がくるなんてことは基本的にありません。
ここからは、動画編集の案件をどのように探せば良いのかを紹介していきます。
- クラウドソーシングサイトを利用する
- 知り合いから仕事を紹介してもらう
- SNSで仕事を募集をする
それぞれの方法を解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
クラウドソーシングサイトを利用する
動画編集の仕事を探すのであれば、まずクラウドソーシングを活用しましょう。
クラウドソーシングサービスは、何らかの仕事を外注したいクライアントとスキルを持っている働きたい人をつなぐサービスです。取り扱われている案件数も多いので、案件を探しやすいのは勿論のこと、お金のやり取りなども仲介してくれるため、トラブルが発生しにくくなります。もちろん手数料がかかりますが、それを加味しても非常に便利です。
CroudWorks
クラウドソーシングで特に有名なのが、CroudWorksです。取り扱われている案件数も非常に多く、簡単なカット編集のみの案件からアニメ動画系のものまで、さまざまな動画編集の案件を見つけられます。1本1,000円程度の安価で簡単な案件から1本1万円以上の案件まで、募集内容も案件によって大幅に異なるので、自分のスキルに合わせて案件を探していくのが良いでしょう。
Lancers
Lancersもクラウドソーシングサービスの中では有名で、CroudWorksに並ぶサービスといえるでしょう。こちらもCroudWorksと同様に、動画編集案件などが多数あります。案件内容は、YouTube用の動画やTikTok向けの広告動画、イベントなどオフラインの場で再生する動画コンテンツなどさまざまです。
全体的に見ると、より高いスキルを求められる案件の数が多い印象です。スキルがある場合は、Lancersも併用することで、より単価の高い案件を探しやすくなります。スキルに応じて単価は変わりますが、簡単な案件の単価はCroudWorksとほとんど差がありません。
ココナラ
ココナラは動画編集の仕事があることに変わりはありませんが、クラウドソーシングサービスとは少し毛色が異なります。クラウドソーシングサービスは案件に応募する形式が一般的ですが、ココナラは自分のスキルやサンプルを見れる状態にして、仕事の依頼を受ける側から動画編集の案件を募集するのです。価格や行う仕事内容を決めて出品し、サービスを購入してもらうことで案件を受注します。
自分ができることをサービスとして売り出すため、比較的自由度が高い傾向です。簡単なYouTube向け動画などは単価3,000円からが相場ですが、ココナラではサービス内容にオプションを付けることも可能なので、少し上乗せになるケースもあります。
こちらからアプローチするわけではないので、月あたりの稼ぎにはバラつきが出やすいです。
知り合いから仕事を紹介してもらう
副業で動画編集の始め方として、知り合いから仕事を紹介してもらうという人も少なくありません。直接仕事を紹介してもらうので、仲介サービスを利用するときのような手数料などが発生しないのがメリットです。手元に残る金額は大きくなるかもしれませんが、知人ということで安価に請け負うことになる例も少なくありません。
ある程度はクラウドソーシング系のサービスの相場に近い金額になるとは思いますが、実際の収益はピンキリです。直接契約することでトラブルに発展する可能性も考慮しておく必要はあるでしょう。
SNSで仕事を募集をする
最近では、SNSで案件を募集するケースも増えてきています。例えば、TwitterなどのSNSで直接案件募集を宣伝したり、あるいは普段から自分のスキルと案件を探している旨をプロフィールなどに掲載しておくことも有効かもしれません。
SNS経由での案件募集はそれなりに効果が高く、しっかり案件を見極めて受注すれば副業としては十分な稼ぎになります。スキル次第では副業でも月10万円以上稼ぐことも可能です。
相場自体はクラウドソーシングを活用した場合とそれほど変わりませんが、意外なところから依頼されることもあります。
一方で、クラウドソーシングサイトのようにお金のやり取りなどを仲介してもらうことができないので、トラブルが発生しやすいという点に注意が必要です。
まとめ
副業としての動画編集の始め方や収入などを解説してきました。現在は動画コンテンツの編集需要が多く、誰でもある程度勉強すれば副業で稼げる時代になっています。しかし、スキルが低ければ稼げる単価が安く、時給換算すると割りに合わなかったということになる可能性も少なくありません。
月にどの程度稼げるかは、スキルによる単価と副業に使える時間によって大きく変動します。まずは月5万円を稼ぐことを目標にして、動画編集の知識を身につけてポートフォリオを作成し、案件を探してみることをおすすめします。案件を探す際には、報酬や仕事内容などを作業にかかる時間を考えながら検討してみてください。